【切迫早産管理入院 出産編⑥】ひでこ到着。ジンクスによりX-dayを確信する

こんにちは、てるこまです。

切迫早産で入院した私が、出産に至るまでの経緯を連載形式で記録しています。

過去掲載分は下記のリンクで読めます。

抜去後の解放感に酔いしれる

思えば入院生活は、常に点滴を気に掛けながら過ごしてきました。

腕を曲げればアラームが鳴り響き、手首の角度によってはチクチク痛い。

うっかりルートを引っ掛ければ、刺入部が引っ張られて悶絶級の痛み。

ご飯は食べ難いし、横になりながらとはいえ、読書やスマホも操作し辛いったらない生活。

それが、2ヶ月ぶりに自由を得たのです。

縛られるものがないことの素晴らしさといったらない。

依然として針は腕に残っていましたが、それにしたって何も気にせず寝転がれる快適さ。

腕の角度を気にしないでご飯を食べられる日が来るなんて!

お陰様で、『自由』という概念のハードルがかなり下がった訳ですが、ベッドでゴロゴロしていると程なく、なんとなくお腹のあたりに張りを感じました

点滴を抜いた後、薬の血中濃度が下がり始めるの6時間後…ということは、朝7時半に抜いたので13時半くらいから陣痛が起こる可能性があります。

お腹の張りを感じたのはちょうど11時頃。

てるこま

しかし言っても正産期。

32週を過ぎたあたりからは、『少しくらい張るのは普通の経過』と言われていたので、まぁまぁ仕方ないのだろうなと思いました。

また、張り返しのことも事前に告げられていたので、張り返してきましたーの報告を含めて、ナースコールをすることに。

ジンクスで覚悟を決める

てるこま

話は逸れますが。

皆さんはここ一番の時に限って、相性の悪い人と関わらなければならなかった経験はありませんか?

私はそういう経験があります。

幼少期では、運動会の花形・組体操のペアに始まり、青年期なら卒論の研究グループ

社会人になってからは、重要な場面でいまいち会話が成立しない人とバディを組んだりということがありました。

もちろん、私のコミュニケーションスキルが低いがゆえに「あれ?通じてる?」という事態が発生することは重々承知したうえで、また、どんな環境でも自分のベストを発揮できるヒューマンスキルを所持していれば、まったく問題のないことなのですが。

つまり、何が言いたいのかというと。

点滴を抜去し、陣痛が起こる可能性の高いこの日に限って、なんとも相性の良くない看護師さんが担当だったということです。

※前述の点滴を抜去してくれた方とは別の人です。

この相性が合わない方のことは『山本さん』とします。

てるこま

ナースコール後にやってきた彼女を見て思いました。

『あ。これは陣痛くるな』って。

たった一人。

本当に一人なんですよ、2ヶ月入院してなんとなく相性が合わないと感じた方は。

そんな方が緊迫のこの日に当たるということは。私はゆる~く覚悟を決めました。

ひでこ到着

※注:ひでこは初老の純日本人女性です。
画像はイメージです。

私の予想に反して、午前中の張りはそのまま収束していきました。

NSTの結果を見ても、軽い張りの状況。やはり時期も時期だし様子を見ましょうとなり、昼食をとることにしました。

昼食を食べていると、カーテン越しに『明けましておめでとう〜』の声が聞こえました。

母・ひでこの到着です。ひでことは、年末以来合っていなかったので、この日が年明け初顔合わせです。

カーテンを開けると、そこには両手に大荷物の彼女の姿が。

『お節食べてないでしょ?

持ってきたわよ、お節。

今年の黒豆はかなりの出来だから、ちょっと食べてみてよ。

きんとんもあんのよ

あんた一箱全部食べなさいよ、好きでしょ?今年高いの買ったから美味しいはずよ。高いやつはね、栗がおっきいの。

黒豆は煮汁に1番栄養があるから、煮汁飲みなさいよ。鉄釘と一緒に煮たから、ピカピカ。抜群の出来

コロッケも揚げてきから、それも食べなさいよぅ。

点滴外してどう?

まず、ブルーベリージュース飲みなさいな。』

もう、お見舞いの品が大混雑。

そして、私の体調よりも黒豆の出来を伝えることの方が重要らしい。

※ひでこ登場時に発生する情報の洪水は、母娘の関係故慣れています。これが平常運転、家族はノンストレスです。

実家のお節は、よくある重箱に詰められたものとは違い、家族が好きなものだけを母が手作りしたものです。

毎年つくるラインナップは、黒豆・きんとん・田作り・筑前煮くらいで、あとはお刺身や練り物を用意していました。

この中でも、とにかくひでこは毎年黒豆に執心して、費用・手間・時間を惜しまない。

で、毎年『今年はこれまでで1番の出来』とか『会心の出来』って言う。

そんな風に言われると、こちらとしても3割くらい上乗せしたリアクションを返さなきゃと思うわけですよ。

そんなことを毎年繰り返しているうちに、ひでこの中で『黒豆大好き家族』という認識が出来上がり、毎年去年の自分を超えてくるようになったという訳です。

そして、その『会心の出来』の黒豆と、その他諸々を両手に抱え、はるばる3時間かけて病院までやってきてくれたのです。

正直、ベッド周りのスペースは極力物を置きたくなかったのですが、ひでこ到着により、ものが溢れかえりました。

しかも食品。1人しかいないのに…

所狭しと物が置かれた周囲を見つめる私。

まさかこの5時間後に自分がきんとんをがつがつ食らっているとは想像もしていないのでした。(黒豆じゃないの)

次回、例の『13時』を迎える前に…6.5話として、担当看護師さんといまいち相性が合わないと感じた理由・エピソードを掲載したいと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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