こんにちは、てるこまです。
切迫早産で入院した私が、出産に至るまでの経緯を連載形式で記録しています。
出産の記録はこちらから読めます。
ようやく陣痛が始まります。リアルな表現描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
始まりは腰の骨がずれた感覚
病院のお昼ご飯を食べ終え、ひでこゴリ押しの黒豆を摘みながらしばし談笑。会話の内容は、離れて暮らす兄夫婦のことや、赤ちゃんとの生活がどんなものなのかなど。
たわいない話をしながらまったりと過ごしていると、突如私の腰から鈍い音がしました。
もちろん自分以外の人に聞こえたわけではありません。
腰の辺りがギッ…ゴゴッ!!!という音を立て、上体がガクッと一段下がったような感覚を覚えました。
腰周辺の骨の継ぎ目に空間ができたような(それもかなりの力技で)感じでしょうか。
なんだ?と思う間も無く次の瞬間、ガツンとした結構なレベルの腹痛に襲われました。
陣痛の始まりは生理痛のような痛みと事前に聞いていたのですが、その時の痛みを例えるならお腹を下している時の痛み以外の何物でもない。
トイレに駆け込みたいけど余りの痛さに身体を動かせない!一旦落ち着こうか自分。すー…はー…(弱々しく心ばかりの浅い深呼吸)っていうレベルの痛み。
なかなかどうしてかなりの痛みでしたが、ここでも要らぬ強がりをして『ねぇ、なんかお腹痛いんだけどー。』と軽くひでこに話しかけてみました。
あくまでも軽ーく。痛いような痛くないような顔を装いながら、内心汗だらだら。理由はわからないけど、お腹が痛いということは間違いないからね。(だからそれ陣痛だってば。)
陣痛始まったんじゃない?ナースコールしようか?
とひでこに聞かれるも、なんとお願いする前に痛みはけろっと引いてしまいました。
今の痛みが陣痛とは認められないまま、痛かったのは事実なのでとりあえずナースコール。
看護師さん(山本さん)が来てくれるのを待つ間に、なんと痛みが再来。
定期的な痛み…そうか、これは陣痛のなのかとようやく認め、
陣痛アプリを起動しました。
ここでナース山ちゃん登場
さて、アプリを起動するとこの時既に5分間隔で陣痛が起きていました。
そしてナースコールによりやってきた山本さん。カーテンから少しだけのぞいて
3分間隔になったら教えて下さい。(チラッ)
と言って去って退散。なんだろう。すごい淡々としてた。
例えば、Nさんだったら『えーーー!陣痛来ちゃった?じゃあ、こうなったらもう頑張ろう!3分間隔になったら呼んでくださいね!』っていい方だったかもしれない。
おっとり癒し系の Sさんなら『わっわかりました。大丈夫ですよ、てるこまさん。3分間隔になったらまた教えて下さいね。なにかあったら遠慮なくナースコールしてください。』と言ってくれたでしょう。
そこを山本さんは、口以外の顔面のパーツを一切動かさず、むしろ顔なんてカーテンから半分しか出てなかった。(せめてカーテンから全顔出して)
ナースのイラストが優しいかんじだけど、実際はこんな感じ。
3分間隔になったら教えて下さい。(ニャーン)
陣発した初産婦に対して用件のみ。さすが山ちゃんや…。(親しみ)
思い当たる節はあったのか?予兆を振り返ってみる
私がなかなか陣痛と認めなかったのにはある理由がありました。
それは、この前日にお腹を苦下していたからです。ピーピー
お腹の中、赤ちゃん以外に何もなくなったんじゃないかっていうくらいすっきりしました。
入院してから…というか、妊娠してからお腹に痛みを感じたのはその時が初めてで、もう一度痛くなったらナースコールしようと思うもその後痛みは起こらず。翌日、点滴抜去したというわけです。
後から知りましたが、赤ちゃんの導線を確保するために出産準備としてお腹を下すことって珍しいことではないようですね。
むしろ子宮口開いてた
年末で3センチ、点滴抜去前日の1月3日で5センチでした。
何がって、子宮口の開きが。
先生が4.5センチにおまけしといてあげる!と言っていましたが、フラグっていうかもうこれが結果みたいなものだったなと振り返ります。
身体の方も着々と出産に向けて準備を進めていたようで、もしかしたらこの日(1月4日)に点滴抜去しなくても、やはり陣痛が起こっていたかもしれません。さすがに子宮口が5センチも開いたままにしてはおけないでしょうから、1月5日になっても陣痛が起きていなかったら、もしかしたら誘発の可能性もあったのでしょうか。
今となってはわからないことですが、とにかく1月4日午後1時20分。陣痛が始まりました。
当初より勧告されていた、薬の血中濃度が下がるとタイミングぴったりでやって来たというわけです。
次回は、陣痛にもだえ苦しむ私がパンツを履かせるなとブチ切れるお話しです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント