ダウンジャケットではめっきり寒くなった今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
袖、大事。
QOL委員会、2020年10月の記録です。
QOL委員会とは…私による私のための、ゆる〜い委員会活動。生活の質が向上した物やスキ!なもの、まとめて曰く『お供たち』を月単位で記録する企画です。
前月の振り返りも併せて、翌年以降見返したら楽しいかもな〜なんて、ごく短期間のタイムマシン的役割も期待しています。
今月のお供は書籍が多く、ネタバレになるかも知れません。以下、心配な方は目次をご確認ください。
目次
10月振り返り
10月のメインは、なんと言っても初めての運動会です。
無事に参加出来たこと、子どもの成長を見られたこと。昨今の状況下でこの2つを達成でき、心底ほっとしました。
学年ごと入れ替え制・観覧は各家庭1人、マスク着用の上、歓声・終了後の感想会も禁止。新型コロナウイルス感染防止対策のもと開催されたこの度の運動会。
こういうシンプルなのも良いかなっていうのが正直な感想です。
マスク着用で無言で整列する大人達、その中心で愉快な曲に合わせてにこやかに踊る幼児。
シュール…。
私も推し(我が子)の姿を黙々と堪能する保護者のひとりだった訳ですが、同時に『幼稚園生活における親のモブ感』を感じました。
恐らくどこのご家庭でも、親御さんは当日まではらはらしていたかとは思います。しかしながら、そういう大人の心中は素知らぬ顔で競技に励む子供たち。その姿は主役以外の何者でもありせん。
親の七転八倒を知ってか知らずか、まぶしい笑顔の子どもたちは頼もしい限りでした。
主役たちを目の前にして、改めて実感しました。
それともうひとつ。競技中の緊張した様子から一変、こちらに駆け寄ってくる長男のいつもの笑顔を見ると、どうやら園児の顔と家庭での顔を持ち始めた様子。こちらも、成長を感じた出来事です。
園における子と親を俯瞰で見られたという点で、競技のみの運動会も良かったです。
ママ単体では、読み物が充実していて読書の秋を楽しめた10月でした。
今月のお供は書籍が多く、ネタバレになるかも知れません。以下、心配な方は目次をご確認ください。
お供その1:阿佐ヶ谷姉妹ののほほん2人暮らし
阿佐ヶ谷姉妹がリレー形式に連載していたエッセイを書籍化した本書。活字でもお2人の愛らしさは健在で、のほほん・ゆったりと楽しいエッセイです。
阿佐ヶ谷姉妹らしく、『笑い』というより『笑み』が溢れる一冊!
ご近所付き合いのエピソードもほっこり。て言うか、今時ファンタジーレベルの他人同士の温かい交流が書かれています。
本書にはお2人の書き下ろし恋愛小説が掲載しれているのですが、これは私にとって思ってもない特典!
実は私、姉・江里子さんの書く恋物語が大好き。
語ってしまうけど、阿佐ヶ谷姉妹を好きになったきっかけは深夜番組ゴッドタンの1コーナー。絶対に恋に落ちる恋愛ドラマを自作自演する企画です。
江里子さんの脚本はりぼん的に強引でドラマティック!そして、ちょっとスリル・ショック・サスペンス。
みんながあの頃憧れた恋物語を、じょ〜ずにおねえさん規格にリサイズしてあり、ぐいぐい引き寄せられてしまいます。そして振り切った大胆な演技を見せる江里子さんですが、演技後はいつもの控えな江里子さんに戻っていて。
このギャップも良き!
話はだいぶ逸れましたが、書籍化書下ろし恋愛小説のタイトルは「ふきのとうはまださかない」。ドラマティックをふつふつと感じます。
ティックね。ドラマチックじゃないよ。ドラマティックね。
お供その2:文春woman vol.7
※記事の一部が公式サイトに掲載されています。→★
ジェーン・スーさんの連載のゲストが、辻希美さんと知り購入。
辻ちゃんに聞いてみたかったこと、ぜ~んぶスーさんが聞いてくれてるよ!
かつてはアイドルとしてお茶の間で見かけない日はなく、ママとなった現在は様々なSNSで活躍中の辻ちゃん。
アイドル時代にはピンとこなかった私も、自分が母になってからはすっかり手のひら返し。母・妻という果てなき道の先を歩む彼女には、励まされたり、共感することばかり。
家事育児に奔走する私にとって、辻ちゃんは心の友・絶対的味方なのです。
辻ちゃんを見ていても『辻ちゃんは偉いけどさー、私には無理ー。』ってならないんだよねー。
辻ちゃんも頑張ってるし、もういっちょがんばるか!ってなれてしまう不思議。
4人のお子さんを育てながらご自身のお仕事も積極的にこなすという、パワフルさ。母・妻・自分、ひとりの女性が持てる様々な顔をどれも楽しむスタイルには、励まされる方も多いようです。
ところでさ、こんなこと言っちゃなんだけど…辻ちゃんってこんなに…その…地に足のついたひとだったんだね。
そこでスーさんのインタビューよ。
切り取った一部に情報でジャッジすることは良くないことですが、どうも同じように感じているママをちらほら見かけたのも正直なところです。
当然じゃんけんぴょんとひとっ飛びに、今の彼女になれた訳ではなく、過程における諸々の苦労があったご様子。インタビューでは、アイドル時代から今の辻ちゃんに至るまでを辿っています。
やはりと思うこともあれば、予想外のところで繊細な考えをお持ちだったり。
インタビューを読んで思うことは、やっぱり『辻ちゃんも頑張ってるから、私ももうひと頑張りいけるかも』ということ。今後は、心中にイマジナリー辻ちゃんに住んでいただき、勝手ながら家事・育児に共闘していければと思っております。
アイドル時代の辻ちゃんのイメージで止まっている方、是非読んでみてください。
お供その3:足の指の間の水滴をしっかり拭き取る
え…。何?急に。
えっと。そのまんまなんだけど、お風呂上りに足の水気をしっかり拭き取るようにしたら、足が冷えなくなったってこと。
足が冷えるのは拭き取りそびれた水分のせい、と風の噂で聞き、細部まできちんと水分を拭き取ることにしました。すると、指先がキーンとするほどの冷えとは無縁に!
ぽっかぽかではないけど、冷たくならない。初日は感動したほどです。
冷えに悩む方は10秒くらいで済むし無料なので、ちょいとお試しください。これこそ、OQLの向上を感じた出来事でした。
お供その4:なんかちいさくてかわいいやつ
人気イラストレーター ナガノさんがTwitter上で連載している漫画。主人公のなんかちいさくてかわいいやつ、通称ちいかわちゃんとその仲間達の物語です。
ほのぼのとメルヘンチックな日常かと思いきや、時に厳しく、時にグロテスクに、時にホラーでミステリアスに追い詰められるちいかわちゃん達。
それらの困難を少しずつたくましくなって乗り越えて行くわけですが、それは言い変えれば逞しくなくては生きていけない世界であるということ。
フエラムネが吹き出る穴とかあったり、一見可愛い世界なんですけどね。
同時に怪物や貨幣も存在していたり、割とシビアなんです。非力なちいかわちゃんたちは労働の選択肢が少なく、いつも低賃金。草むしりでお金を稼ぎます。
調べ物で使ったネカフェも、よく見ると机がささくれ立っていてアングラ感が凄い。チャルメラだって具なしです。
世知辛い…。
しかしながら、この世知辛さこそが、ちいかわちゃんをちいさくてかわいい存在たらしめているスパイスな気がしてなりません。
泣き虫で素直でポジティブなところも、余計可哀想味が増すのよね。
健気にも今ある小さな楽しみを大切にしていて、お金が欲しいのもお友達のため。涙を堪えて見せる凛々しい表情すら、読者の庇護欲求を掻き立てます。
10月のハイライト・草むしり検定のお話しは、可愛さと厳しさ、美しい友情が相まって涙なしには読めません。
夫は仲良しのハチワレちゃんと一緒に半ベソでニンニクましましラーメンを食べる回も好きだそう。
えぇ。夫婦で読んでおります。
少しずつ成長するちいかわちゃん。
心配なことがあるとすれば、私が好きなのは、なんかちいさくてかわいいちいかわちゃん。
このまま成長を続けて、ガチに頼れそうな逞ましいやつになってしまうんじゃないかってことです。
刺又を使いこなし始めた辺り心配。
可愛いだけじゃ生きていけない、世知辛さに屈することなくあの短い手足で踏ん張るちいかわちゃん達。これからも目が離せません。
11月も終わりかけなのに、やっと10月の記録ができました。
タイトルに似合わず、またも長々と…
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント