【切迫早産管理入院 出産編⑨】陣痛を制す者は出産を制す?!波に翻弄される私。

こんにちは、てるこまです。

切迫早産で入院した私が、出産に至るまでの経緯を連載形式で記録しています。

過去掲載分は下記のリンクで読めます。

⑥補足

陣痛~分娩までの経過を書いています。リアルな表現描写がありますので、苦手な方はご注意いただくか薄眼でご覧ください。

怒りが痛みを上回った時、パワーに繋がった

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怒りって人を動かす原動力になるから決してマイナスではないのかも。

分娩室に続く廊下を全力疾走しながら(実際は徒歩より遅い)、私の心中にはふつふつと怒りが沸き上がってきました。

何故って、分娩室は病室の真ん前。廊下挟んで向かい側

死に物狂いで歩いた診察室までの道のりはなんだったのか。

陣痛が来ている時に休むことも許されず、スパルタ山ちゃんの支持のもと診察室まで歩いたという事実。

でも内診されなかったという事実。

そして今その道を戻っているという事実。

伴走する山ちゃんがタオルから手を離したら、パンツ一丁になるという事実。

様々な現実に怒りがこみ上げ、怒りがパワーになり、一歩一歩と確実に分娩室への距離を詰める私。

てるこま

分娩台がゴールではないことはわかっていても、分娩台までたどり着ければあとは産むだけ。

移動はもうないと思うと、怒りが前向きに作用したのだと思います。

ようやく分娩室にたどり着き、ドアが開くとそこには驚きの光景が待っていました。

分娩室には、まさかの全員集合。

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この倍以上の人数の医師・助産師さんがスタンバっていました。

ドアが開くと、当直の助産師さんと山ちゃんがバトンタッチ。

山ちゃんと別れを告げた私は、そのまま分娩台へと案内されます。どうでもいいけど多分ここでパンツ脱いだ。ほんと、戦力外だった。

滅菌のシート?が敷かれた分娩台に助産師さんに支えられながらよじ登ると、ようやく室内の様子を確認することができました。

その時私の周りを囲んでいたのは、産科医6名と助産師1名。

(担当医の香川先生は外来診察でいらっしゃいませんでした)

配置としては、ちょうど両サイドに産科医が3名ずつ、助産師さんは私の足の間にポジショニング。

一瞬、こんなに人数いるんですか?!と思いましたが直ぐに、『ほとんどお話したことある人だ。長く入院しててよかったーーー。』という考えに切り替わりました。

てるこま

陣痛で感覚がおかしくなっていたのかな☆

※後日、ママ友に聞いたらやっぱり驚かれました(えっ?!そんなにたくさん先生集まらないよ!)。

長期入院していたから?息子が小さめだったから?兎にも角にも要注意妊婦だったのでしょう。

遂に陣痛の波を捉える!痛みの中に自分のペースを見出す

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陣痛の合間に必ずある休憩。
この波の乗ることが出産においては重要ポイント。

顔見知りの先生方に取り囲まれ安心したのか、分娩台に腰を落ち着けたからなのか、私は徐々に陣痛のリズムと自分のペースを合わせるテクを身につけ始めました。

陣痛っていうのは、休憩があるのです。

佳境に入れば入るほど痛みが増してきて、様々な経産婦の皆さんが言うとおりに超!超!!超~絶痛いのは確かだし、次第に身体が勝手にいきもうとしだしてそれがまた辛いんですけど、間断なく痛く苦しいわけではありません

陣痛の始まりで10分とか15分おきで1分くらいの痛みの波がやってくるとよく言うけど、それのスパンがだんだんとめっっっちゃ短くなるというわけ。

1~2分痛みが続いて、ほんの僅か、それも次第に短くなってくるけど、とにかく痛くない凪の時間があります

私は、ここにきてようやくそれを理解したのです。初めの頃はわかってたんだけど、移動とかよじ登りとか移動があってぷちパニックでしたよ…。

ペースを理解してからは、助産師さんが足カバーつけようとすれば『陣痛来てるんでちょっと待ってください。スー…ハー…スー…ハー…今です!!』カサカサッ←カバーつける音。

また痛くなってきました!反対の足は少し待ってください…っ。』という感じで、周囲と積極的にコミュニケーションをとることができ始めました。

痛いは痛いけど冷静な分パニック時よりも、体力的にも精神的にも省エネになります。

てるこま

何とか…何とか正気を保ったままで出産することができそうだ…と思い始めた矢先、そのペースを崩すものが現れるのです。

鍵はまたしても点滴。見事にペースを崩される

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妊娠中の検査で感染がわかり、出産時に抗生物質の点滴をする予定でした。

助産師さんと連携を取りながら足カバーを履いたりNSTを装着してもらっていると、ふいに右腕を引っ張られました。

そちらの方に意識を向けると、出産にあたり必要な薬を点滴で落としていくとのこと。

右腕にはこの日の朝、点滴抜去の際に【お守り】として残しておいた針が残っています

完全に出産フラグでしたが、今こそその存在価値を発揮する時が来たというわけです。

『あ。詰まってるね。』

お守りーーーーーーっ!!!!

今!今よ、君が必用なのは!!!いつの間に戦線離脱してた?!なんの為に6時間刺さりっぱなしだったんだーーーー!!!チクチクチクチク痛かったわ。

てるこま

入院当初は1週間余裕で薬を受け入れていた私の血管も、2ヶ月の間にすっかり衰え、わずか6時間の間に詰まってしまっていたのです。

そこからは両腕で、血管探しが始まりました。

両掌をグーにして決して腕は曲げずに、陣痛に耐え、いきみ逃しをしなければならなくなりました。

しかも左右のお医者さんはそれぞれで血管を探しています。

二の腕を縛り、色んな方向に腕を捻っては血管を探して、よさげなところがあればどんどん刺してきます。

しかし摩耗しきった血管は、そうなかなか受け入れてくれません。

お医者さんも『頼む…(薬が)落ちてくれッ…。』とつぶやいている。

次々と襲ってくる激痛のなか、何かにつかまりたくてもつかまれない状況。

私の意識はまたしても、陣痛の大波に飲み込まれ始めるのでした。

次回、【呼吸ができずに山伏になる】です。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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