こんにちは、てるこまです。
早速ですが今回は、使い始めて約1年半経ったシートについて感想を踏まえながら、『チャイルドシート選びのコツ』について書きたいと思います。
目次
【ペーパードライバー】・【運転怖い】・【カー用品わからない】この言葉にピンと来たら読んでください!
恥を忍んで打ち明けますが、私は教習所の卒業検定(技能の方)で7回落ちました。8回目は教官のお情けでパスできたようなもの。
私のような人間が車に触れてはならない…教習所を卒業した時には、既に前科者の心持ちでした。
私の『車』への劣等感は根強く、免許取得後は一度も運転することなく正真正銘ペーパードライバーに。もちろん、カー用品も避けていました。
しかし、赤ちゃんを迎えるとなるとそうはいきません。なぜなら、退院時からすでにチャイルドシートは必須であり、住環境から考えても日常使いはマスト。
なにより、法律順守・子どもの命を守るとなると人任せにせず納得するものを選びたい。
そこで一念発起し、持ち前の粘着質な性分(無駄買い嫌い・調べ物大好き)をフル活用して、現在も大満足のシートを購入することができたという訳です。
車は苦手だけどチャイルドシートはしっかり選びたい、でもどこから手をつければいいかわからないペーパードライバーなあなた(機械音痴なあなたも)。
車恐怖症(+機械音痴)な私が、納得の逸品を見つけ出したポイントをご紹介します!
STEP1:ISOFIXの有無を確認しよう
そもそもチャイルドシートが機械かと言ったら全くそうではないのですが、機械音痴やペーパードライバーの人は漏れなくシート選びにいまいち積極的になれないであろうという前提で話を進めていきます。
さて、いきなりとっつきにくい雰囲気の言葉、ISOFIX(アイソフィックス)。
その実態は、車側に付いているチャイルドシート固定専用の金具のこと。車のシート・腰部分に存在する差込口で、シートをここめがけて『ガチャコン』と差し込みます。
ISOFIXが搭載されていない車ではシートベルトで固定しますが、より安全性が高まるのはISOFIXの方。
万が一の事故の際、チャイルドシートが本領を発揮できるか否かは、正しく設置されているかがとても重要なんですね。その点、手で固定するベルトタイプよりも、金具同士の噛み合わせで固定するISOFIXタイプの方がより安全性は高まるというわけ。
しかしそれよりも最重要事項があるのです。
それは車とシートの互換性。
購入後に車に取り付けられないとなってはコトです。
ということで、まずは取り付け予定の車にISOFIXがあるかどうか確認しましょう。各メーカーのHPや売り場で店員さんに確認することもできますよ。
我が家では、てるこま家(日産 キューブ)と実家(日産 ティアナ)の両方でシートを使用する可能性があったので、それぞれISOFIXの確認をしました。
結果、両方ともISOFIXの搭載がなかったのでシートベルト取付式一択でした。
※2012年以降の新車ではISOFIXの搭載が義務になりました。
STEP2:機能を絞り込もう
シートなんだから座れればいいんじゃないのと思われるかもしれません。そうなんですけど、ちょっと機能にこだわれば、とても使いやすいシートに出会えますよ。
その機能とは『回転式である』・『新生児~4歳頃まで使える』の2つ。
回転式シートなら自然な体制でお子さんを乗せ降ろし可能
『回転式』とはお子さんを座らせる面が回転する機能を指します。
私は息子を出産するまで赤ちゃんを抱っこしたことがなかったので、なるべく自然な体勢で使用できることを重視しました。だって、身体を捻りながらぐにゃぐにゃな新生児をシートに座らせるのなんて怖すぎる。
女性よりも体格の大きいパパが使用することを考えても、回転式の方がベター。
ドア側から乗せ易い回転式は、運転席までの導線もスムーズですよ。
しかし、ここでも注意したいのが車との相性。
回転式はどうしても図体がでかくなるので、軽自動車では車内が圧迫されがち。
また、運転席と後部座席の空間によっては、シートが回転できないという事態も起こりえます。
お子さんの座らせやすさ・導線のスムーズさから考えても回転式をお勧めしましが、やはり車との相性確認は必須です。
シートの対象年齢を確認しよう
シートには下記のとおり3タイプの対象年齢があるってご存知でしたか?
『新生児~乳児期(1歳)』
『新生児~4歳くらい』
『新生児~7歳くらい』
1歳までのシートは安価ですが、1年で買い替えは面倒、また、7歳の我が子の体型まで想像できなという点から、我が家では間をとって4歳までカバーできるものチョイス。
もちろん、新生児期から使えるベッド型。
ちなみに、4歳以降向けのジュニアシートは3,000円ほどで購入できるようです。
STEP3:店舗で実物を確認できるメーカーに絞る
ここまで、3つのポイントについて書きました。でもね。これじゃ全然絞り込めないんですよ、残念ながら。
この3つの条件を満たすシートなんてそれこそごまんと作られているわけです。そこで、またふるいに掛けることにしました。
最後のポイントは『実際に見て触れるメーカーのもの』です。
同じ機能でもメーカーによって全然使用感が違うから
ネットショッピング大好きな私ですが、シート購入に関しては実際に触ってからの購入を決めていました。
機械やカー用品といった苦手分野だからこそ、直接の使用感を確認することが重要だと思ったからです。
『アカチャンホンポ』や『ベビーザらス』などの大型ベビー用品店では、色々なメーカーのシートを一度に触りながら比較できますので、是非是非実際の商品を触ってみてください。
そうするとわかるはずです。
『回転式シート』と謳っている商品には、すー…と回転できるものもあれば、引っかりを感じたり重いものもあります。
さらには回転範囲すらメーカーによっても違うのです。
赤ちゃんを抱えながらの片手でも操作しやすいかどうかは、実物を触りながらの方がぐっと想像しやすくなります。(機械音痴の方は特にですよ!)そうすることによって、かなり絞られてくるはずです。
実際に触るからこそ『乗り心地』も見えてくる
いきなりですがここで重要ポイント。
『赤ちゃんにとっての快適な乗り心地=フィット感』
せっかく店舗に行くのですから、快適性もチェック!
低月齢の赤ちゃんほど、密着した姿勢の方が安心すると聞いたことはありませんか?キュッとコンパクトな体勢は、胎児の頃の姿勢に近いものがあり赤ちゃんは安心するという理由から来ているそうです。
ということは、シートもフィット感が高く一見窮屈なものの方が赤ちゃんがより安心出来ると考えられます。ましてや、シートの中で赤ちゃんがガタガタ揺れるなんて以ての外です。
おススメは、シートにクッションがみっしり詰まっていて、お尻を乗せる部分が深く沈んでいるもの。
正直、『軽量』をウリにした商品のなかでは、クッションを通してシートの骨格が伝わってくるようなものもありました。これも実際に商品を見たり触るからこそ解り得ることだと思います。
結局てるこまが購入したシートって?
前述のとおり【エールベベ クルットNT2プラウド ショコラブラウン】。
クッションの肉厚具合がダントツであり、もちろんシートの回転も軽々滑らか。
加えて事故の際、部品が破損しても赤ちゃんに刺さらない素材など、メーカーとして機能が頭一つ出ているところに夫婦そろってマジ惚れ!
エールベベから予算内のシートを探し、当時の最新商品から2世代前(2015年製)のものを購入しました。
いわゆる『型落ち品』になりますので店頭で探すのは難しいですが、ネットであれば購入可能です。2世代くらいであれば、機能に大差はなく格安で購入できるので、メーカーとしての所感を店頭で確認して、お安い品をネットで探すのは全然ありだなと思います。
実際の使用感
まずは当初の予想とおり、滑らかな回転シートはやっぱり乗せやすくて大満足。
そしてなにより、息子本人が機嫌よくおとなしく乗ってくれるのが一番ストレスフリー。
たまにぐずっても、それはシートが暑かったとかの原因で、必要に応じて専用の保冷剤を使っています。
まとめ:コツさえつかめば苦手分野でも納得の買い物ができる
実のところ、私はかなりの数のまとめサイトや個人の方の比較レビューサイトを閲覧しました。
そのどこでも具体的に商品を挙げてわかりやすく解説していました。しかしこちらのサイトで高評価されているものが、あちらでは酷評されているなんてしばしば。商品情報が常に最新とも限らないですしね。
結局知りたいのは、おすすめ商品よりも『選び方のコツ』だと思い至ったわけです。
『車との相性・最低限の機能・実際に見て触れること』必要なチェック項目を作って消去法により絞り込んだことが、納得の買い物を繋がったかなと思っています。
チャイルドシートは一見高額でも、抱っこ紐・ベビーカーよりも段違いで長く使うもの・なにより命を守るものです。
あってはならないことですが、走っている車の助手席のママの膝にお子さんが座っているのって私は何度か見たことがあります。運転中ずっと大泣きだから親の方が根負けしてしまったというエピソード、何件か聞いています。
ストレスのもととなり使わない習慣がついてしまうと、何か起こった時に後悔しかないと思います。ほかのベビーグッズと違ってかわいくないし、何が違うのかわからなくても、命を守るためのものだからこそ、一歩踏み込んで納得いくもの・きちんと使える商品に出会ってほしいなと思っています。
長くなりましたが、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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