【切迫早産管理入院 出産編⑥補足】第一印象最悪な彼女に後々助けられるというベタなおはなし。

こんにちは、てるこまです。

切迫早産で入院した私が、出産に至るまでの経緯を連載形式で記録しています。
過去掲載分は下記のリンクで読めます。

はじめにお知らせしますが、今回は特定の看護師さんとのエピソードです。前回予告したとおり、何故『相性が合わない』と思ったのかその理由について書いています。

決して悪口ではなく、事実を記載しておりますが、いつもと違う雰囲気になりますので、ご了承ください。

はじめましてがそもそも最悪のタイミングだった

さて、件の看護師さん(以下:山本さん)との出会いは、妊娠32週目・入院3週目のある日でした。

何故こんなによく覚えているのかというと、あの絶望的な結果を言い渡された日だったから。

午前中の診察後、里帰り予定の病院から受け入れNGという返事を貰った私は、涙が次から次へと溢れ出しました。泣いても泣いても止まらない。

これまで里帰りを希望に頑張ってきたので、目標側から拒否された状況に軽くパニックになってしまったというのもあったのかな。

昼食が運ばれて来る頃には、泣きすぎてぜぇぜぇ嗚咽、鼻が詰まって息も絶え絶えという状況でした。

午後は午後で、面会に来てくれた夫に改めて状況を説明しながらまた泣けてくる始末。

そんな時に現れたのが、彼女・山本さんです。


彼女はその日の担当看護師で、検温・血圧測定のために来ました。

しかし、私が軽く4時間は泣き続けていたからでしょうか…。ものすごく興奮していてからでしょうか…。

なんと血圧140超えを叩き出してしまったのです。

もう一度測りなおして120台に落ち着いたから事なきを得たものの…夫が差し入れに持ってきたクッキーを一瞥して山本さんが一言。

山本さん

病食以外のもの、食べてるなんてことはないですよね?

『ただでさえ、切迫早産で入院しているのに、妊娠高血圧症を発症したら、すぐに帝王切開で赤ちゃん出さなきゃならなくなりますよ』


当時の私は、これ以上リスクを増やしたくない一心で病院食以外のものはほとんど食べず、食べてもみかんくらい。こういう追い込みがストレスに繋がっていたんじゃないかとも思いますが…

また、タイミング的にも夫婦で今後のことを相談したり、折れそうになっている私の心をケアしたり、入院してから3週間分の泣き言を吐き出している最中だったので、急に血圧と食生活の面を注意され、なんというか追い打ちを食らったような気分になりました。

なにより、この日初めて会った看護師さんにいきなりビシっと言われたのもショックだった…。

てるこま

被害妄想だけどね!
でも、当時は精神がネガティブ沼に浸かっていたので、ドゥゥゥゥンと響きました

その時は、以後気をつけます(気を付けるも何もほとんど病食しか食べていないのですが)とお応えしたのですが、それ以降、山本さんのことが気になるようになってしまったのです。

一度気になるととことん気になる小心者が私です

そんなことがあってから、山本さんに対してなんとなく苦手意識を抱いてしまった私。持ち前の器の小ささも相まって、彼女とのタイミングがいちいち気になるようになってしまいました。

他の看護師さんの検温・血圧測定は午前中に終わるのに、山本さんが担当の時はだいたい午後。しかも、何かしら動いた直後に現れるのです。

安静生活は続けば続くほど体力が落ちるので、診察やシャワー後なんてジョギング後くらい疲れているわけですよ。そりゃ血圧も跳ね上がるわけです。

そして山本さんに対する緊張もあって心臓ばくばく。
また変な数値出たらどうしよう…という思いが頭の中でぐるぐるして怖くて落ち着けない。(私は基本低血圧。入院中に上40代だったこともあるくらい。)

検温の時間が遅くなると『今日の担当って山本さん…?ブルブル』と思ったり、逆に朝イチで検温に来たのが山本さんだったりすると『ぅおぃぃぃ!早いじゃん今日ーーーー!』と、彼女に心を掻き乱されていました。

ご本人に悪気は全くないということは、じゅうぶんわかっています。

血圧のことに関しては看護師として誠実な意見を言ってくれたまでのことですし、タイミングや当時の私の精神状態など、様々なことが重なり、私が勝手にビビるようになってしまったのです。

入院中は看護師さんに色々な役割を求めがち

何故だか合わないスタッフさんの存在って、長く入院しているとどうしても起こり得ることなのかもしれません。

採血や点滴の差し替えがどうしてもしっくりこない人がいるなんていう話はよく聞きます。私には『タイミングが合わなかった』ということが苦手意識をもつきっかけとなったようです。

人見知りの私は、お隣の患者さんに声をかけられませんでしたが、看護師さんになら話しかけることができました。
入院中の私にとって、看護師さんは『話しかけても笑顔で受け止めてくれる存在』。絶対明るく返してくれる安心感があったのです。

とはいえ、人見知りの小心者なので、検温や点滴の処置の時に一言二言話すだけでしたが。
挨拶以上世間話未満な会話ですが、その威力たるや侮れません。

人に飢えている人間としては、それだけで、ちょっと他人と言葉を交わせたそれだけのことで、ものすごく心が満たされます。元気が出ます。ふと会話を反芻してはほっこりします。

殺人的な忙しさの中で、私のような患者にもこのような癒しを与えてくれる看護師さん達に心から感謝していました。

逆に言えば、看護師さんこを心の拠り所としていたからこそ、ファーストコンタクトでピシッと言った山本さんに、私はビビるようになってしまったんでしょうね。

勝手に私が期待している看護師さんの癒し効果を得ることができなくなり、結果合わないと思ってしまったんだなと今なら思えます。

てるこま

だってずっと面会制限で夫と親以外に話す人もいなかったし…。それも一日10分くらいだったし。寂しいと優しくしてもらいたくなるんですよ、いい大人でも。

さて、そんな彼女ですが、出産に関わる重要なキーパーソンというだけでなく、産後の私の大ピンチに駆けつけてくれた、命の恩人でもあるのです。

そのお話はまた順を追って書くとして、マイナスの印象だった方が一番信頼のおける存在に転じたというのも、長く同じ病院にお世話になったならではのことと思い、出産編が佳境に入る前に、少し詳しく彼女とのことを書かせていただきました。

次回からは、いつも通りの『出産編』を書きます。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする